4月18日 ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会

【4月例会 「ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会」 ビデオ鑑賞と担当ディレクターのお話】

原爆投下から11年後の1956(昭和31)年、広島の爆心地に建つ原爆資料館で、3週間にわたって「原子力平和利用博覧会」が開催された。それは、原子力エネルギーが人類にもたらす明るい未来を告げる華々しいイベントであった。博覧会の開催中資料館を訪れた人はおよそ11万人。当時1年間の来館者数に相当した。実はこの博覧会は、原爆犠牲者や遺族の魂が込められた遺品などの展示物を資料館から運び出し、一時的に近くの公民館などに移して開催されたものだった。

被爆の記憶がまだ生々しい時期、核廃絶を願う「聖地」でなぜこのようなことが可能だったのか? 被爆者で元原爆資料館館長、当時高校2年生だった原田浩さんは、「悲痛な体験を平和利用に使えるのか、私自身も躊躇したというか驚いた」と語っている。博覧会にさまざまなかたちで関わった広島の人々、関係者の証言を元に広島の知られざる戦後史が明らかにされる。

4月例会では、昨年(2014年)10月18日にNHK広島で放映された[ETV特集]「ヒロシマ 爆心地の原子力利用博覧会」のDVDを鑑賞します。 当日は、番組の担当ディレクター、佐々木英基さんにお越しいただき、番組の狙いや、番組作成にあたってのご苦労、視聴者の反応などについて直接お話を伺います。

【4月例会】
日時: 2015年4月18日 13:30~15:30
会場: 広島国際会議場 3階 研修室2
講師: 佐々木英基さん
テーマ:「ヒロシマ 爆心地の原子力平和利用博覧会」ビデオ鑑賞と担当ディレクターのお話
参加費:300円

出席ご希望の方は、次のフォームにて、お名前とご連絡先を明記の上、フィールドワーク出席とのご連絡をください。
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